幼なじみ物語2

俺たちは3人で帰路についた。

帰り道、俺たちの顔には笑顔が溢れていて。

みんな今日の出来に自信を持っていた。

その日の夜は、碧依の家で夕食だった。


「受験お疲れ様~♪」


碧依の母親が、鍋を片手に笑顔で言った。

今日のご飯はちゃんこ鍋らしい。


「できた?」

「あたしはバッチリ!」


碧依が笑顔で母親にピースを向けた。


「俺も結構できた」

「俺も」


俺も大輔も手応えを感じていた。


「じゃあ多分安心ね。3人が合格したらお祝いしなきゃね」


嬉しそうな顔で碧依の母親は言った。

合格してるといいな。

そしたら春からも碧依と大輔と一緒。

俺にとって二人の存在は、ものすごく大きなものだから。

離れたくなんかないんだ。