幼なじみ物語2

次の日。

俺たちは受験会場へと向かった。

何百人もの受験生が緊迫した表情でいた。

碧依と大輔と別れると、受験会場の教室へと入った。

受験の空気感にのまれながらも、俺は自分の精一杯の力を出し切った。

全ては碧依と同じ高校にいくため。

碧依の学校生活なんて考えられねーから。

面接も終わり玄関を出ると、碧依と大輔が立っていた。


「悟ー!」


笑顔で手を振る碧依。

俺も笑いながら手をあげた。


「どうだった?」

「やるだけやった。あとは結果を待つだけだよ」

「そっかぁ。じゃあ帰ろうか!」