私はちーちゃんにこう君とけんちゃんに

ついても聞いてみることにした



「ちーちゃん、こう君とけんちゃん
元気にしてるー?♪」


ウキウキしながら聞いた

ちーちゃんは


「元気だよ。それに2人ともすごく
かっこ良くて人気者なんだよ。
けど…」


と少し曇った顔をした

私はその表情に焦りながらも


「どうかしたの?なんかあった?」


と聞いてみた

ちーちゃんは俯きながら


「それがさ、綾女ちゃんが転校して行って
から3人であまり遊ばなくなって…
けんちゃんと2人だったらたまに
遊んでたんだけど、こう君とは…
けんちゃんもこう君と遊ばなくなって、
中学校入ってしばらくしたら
3人ともそれぞれバラバラに
他の友達と遊ぶようになって…」


悲しそうに言った

私も 「そうだったんだ…」 と

俯いて言った


「あっ!!でもけんちゃんは、たまに
話してくれるよ!!けんちゃんもこう君も
同じ高校だし!!」

とちーちゃんは一生懸命明るく言った


「そっか!よーし!仲良し4人組に
戻れるように頑張ったる!」


と私も大声で決意した


ちーちゃんは嬉しそうに、でもどこか
困ったような表情で笑った


アホな私は気づかずにずっと

頑張るぞーと気合いを入れていた