壊れた あの子










「だろうな」


僕はフッと笑う





「それよりテストだよ!」






「しらねーよ」






「テストーー!」






「叫んでないで勉強すれば?」





「勉強は嫌だ!」






「救いようがねーな」


僕は呆れたように言う






「救えよー」


優はまた叫んだ



僕は小さくため息をついた