彼氏は猫です


「姫華が『この気持ちがわからない』って

いったとき、いったでしょ?

『それなら気づかせてあげる』って。」

「…そういえば。」

「だから、ぼくも歩美ちゃんとの関係

聞かれた時、答えられなかったんだよ。

ごめんね。」

そういうことか…

やっと、モヤモヤが消えた。

「ふたりとも、ごめんね。

勝手に突っ走って

ひどいこといって……」