「はぁっ、はぁっ。」 「 大丈夫…?」 遠ーーい!! どれだけ遠いんですか!? 門から、 もう軽く20分は歩いている。 な、の、に、 着かなーい!! 「あっ、そーだ!」 男の人が何かひらめいたらしい。 目がキラキラしてる。 「………??」 頭にハテナを浮かべながら、 徐々に後退していく。 だってさっき、 抱き締められたし。 なにされるか、 わかんないじゃん?