今日は高校の入学式。
私が入学したのは超名門の私立校。

私は庶民だけど、勉強頑張ってこの高校に入学した。

「広~い」

とにかくでかい。

何かもう何もかもレベルが違いすぎる感じ。

受験の時一回きたけど、何度見てもそう思う。

しばらく慣れそうにないもん。


そんなことを思いながら校舎に向かって歩いてたら、前のほうに人だかりが見えた。

「?」

よく見てみたらそこにいるほとんどが女の子で、真ん中のほうに1人男の人が見えた。


……よく分かんないけど
「触らぬ神に祟りなし」
めんどくさそうだし、避けて通ろ。


触らぬ神に祟りなし。
その言葉は嘘です。

だって触らなかったのに祟られたもん、私。

でももちろんこの時の私はそんなことは何も知らなかった。