今は眠たい歴史の授業




私は過去には興味無いんだよ!

それより女子一人という現実を
どうにかしてくれ!

という叫びというか…
テレパシーを先生に送り続けた





「加賀実」


「は、はい!?」



やば!
テレパシー伝わっちゃった!?




「授業終わったらこれ資料室まで戻しとけ」




そう言って結構重そうな資料写真集を指差した




なんだテレパシー伝わったわけじゃないんだ






てか、は?



自分で持ってけよ。ばーか





とは言えず





「…………はい」



としぶしぶ答える