「会長出せよ」 「俺ですよ?」 「冗談は良いから早く出せ 俺は今イラついてんだよ!」 「だから俺ですって」 「お前みたいなチャラ男が 会長な訳ねーだろ!」 男がニヤっと笑う 「信じないならそれでもいいですけど あなたの彼女、加賀実姫奈。 どうなってもいいんですね」 そいつの視線の先には 「姫奈!」 「龍!私も会長に頼む」 その瞬間なぜかそいつは 危険だと本能的に感じた 「姫奈!こっち来るな!」 「え?――――キャッ!」 「おまっ!」 姫奈はあいつの腕の中に 捕らえられてしまった