「姫?」 「…モヤモヤする」 いつのまにか頭の中は龍で いっぱいになっていた 「…………………姫奈ちゃん」 名前を呼ばれて恭君を見ると 気難しい顔をした恭君がいた 「恭…君……?」 「今誰のこと考えてた?」 「え……」 それは…… 「龍のこと?」 「………………」 何もいえなくなる 恭君も黙り込んでしまい沈黙に包まれる