そんなことも忘れかけたその3週間後、再びかなぷーからメッセージが届いた。


「こんな時間にゴメンナサイ。


実はこの前銀波さんからメッセージいただいてから、私ずっと銀波さんのことを考えてるんです。


よかったら一度お会いしてお話したいんですけど、ダメですか?」


吉報は忘れた頃にやってくる!


期待していた通りの展開に心を弾ませながら、俺はメッセージを返した。


「是非。かなぷーの期待を裏切らないといいけど(苦笑)」


あのかなぷーとプライベートで会える!


近くで話せる!!


そう考えると、心臓がドキドキして爆発しそうだった。


その後何度かメッセージのやりとりをして、会う日取りを決めた。


その時の俺に、騙しているという罪悪感は全くなかった。