「初めまして。私は都内に住む二十歳の女子大生です。将来銀波さんのような小説家になりたいと考えています。無理を承知でお願いします。一度お会いしていただけないでしょうか?銀波さんにいろんなことを教えていただきたいです。お返事お待ちしています」


かなぷーに送ったのと同じ手法だ。


そしたらその日のうちに返事がかえってきた。


「どうも、銀波です。貴女の熱意に心を動かされました。では一度私のマンションにいらしてください」


バカヤロウが、まんまと引っかかりやがって。


かなぷーだけじゃなく、多くの若い女性の心を奪ったケータイ小説家。


俺がおまえの正体を暴いてやる!!