意地悪王子とわけありな関係①




まどかはドアの前で


仁王立ちしている



絶対逃さないって感じのオーラが漂ってる








「んでっ何・・・?」



恐る恐る聞くと



まどかは俺をぎろりと睨んだ


俺は少しひるむ





「あんたさっ


上谷 美優とどういう関係なの?

まさか?

付き合ってたりしないよねっ?


あんた星好きなんじゃないの?」






まどかかなりキレていた



それに質問攻め・・・




俺はまどかが何でキレてるのかわからない・・・


まじ・・・


俺なんかしたっけ?



それになんで


美優?




「美優とはなんもないし・・・

たまたま教科書貸しただけだけど?」



「ホントにそれだけっ?」



俺はこくんとうなずいた





「はぁーーっ

真太郎は女子にやさしすぎなんだって

そんなんだから

星に振られるんだよ~?

またファン増えちゃったみたいだしっ

いっとくけどっ

上谷美優はあんたに好意があるんだからねっ?」




「は?

美優が俺に好意?

それはないだろっ

だって、あいつ星のこと知ってたし・・・」



はぁーーーっと

またまどかは再びため息をついた




「ばかだなぁ…

まっ気をつけたほうがいいよっ

とにかくっ

星はまだ真太郎のこと嫌だって言ってたしっ

星はかわいいからっ

急がないと違う男にとられるよ~♪


それにっ

夏祭りチャンスだよっ

お兄さんっがんばって~♪」




まどかはそれだけ言って


ひらひらと手を振り


教室を出て言った。