葵の笑顔に私とパパはホッとして、顔を見合わせる。
葵は本当に嬉しそうに笑っていた。
もうそこには悲しさで涙を浮かべていた葵の姿はなかった。
大好きなミツバチ君の衣装。
今日この日は葵にとって最高の誕生日になってくれただろうか。
「葵、俺のミツバチ君姿どうだ?」
何杯もビールを飲んで、顔を真っ赤にして酔っ払った貴之が葵に聞く。
葵はパパの膝の上から下りると、今度は貴之の膝の上に乗った。
「あぁ!貴之てめぇ、俺の葵に何やってんだよ!」
葵を取られて怒りMAXなパパ。
貴之はベロンベロンの顔で、葵の頭をクシャクシャ撫でる。
その行為がパパの怒りを倍増させた。
「葵、貴之おじさん好き!」
「な…何言ってんだよ、葵!」
「ハハハッ!俺、5才の子に愛の告白されちゃったよ。お父さん」
「お前にお父さんと呼ばれる筋合いはねぇ!」
このやり取りを私と菜々子は呆れた表情で見ていた。
「男っていくつになっても子供なのね」
「そうね。誰が5才児なのか分からなくなるわ」
「快の親バカぶりも相当なものだけどね」
「…たしかに」
葵は本当に嬉しそうに笑っていた。
もうそこには悲しさで涙を浮かべていた葵の姿はなかった。
大好きなミツバチ君の衣装。
今日この日は葵にとって最高の誕生日になってくれただろうか。
「葵、俺のミツバチ君姿どうだ?」
何杯もビールを飲んで、顔を真っ赤にして酔っ払った貴之が葵に聞く。
葵はパパの膝の上から下りると、今度は貴之の膝の上に乗った。
「あぁ!貴之てめぇ、俺の葵に何やってんだよ!」
葵を取られて怒りMAXなパパ。
貴之はベロンベロンの顔で、葵の頭をクシャクシャ撫でる。
その行為がパパの怒りを倍増させた。
「葵、貴之おじさん好き!」
「な…何言ってんだよ、葵!」
「ハハハッ!俺、5才の子に愛の告白されちゃったよ。お父さん」
「お前にお父さんと呼ばれる筋合いはねぇ!」
このやり取りを私と菜々子は呆れた表情で見ていた。
「男っていくつになっても子供なのね」
「そうね。誰が5才児なのか分からなくなるわ」
「快の親バカぶりも相当なものだけどね」
「…たしかに」
