「亜優美、おはよー!」 「おー。おはー」 遅れましたが私、水上 亜優美です。 私の5分の1は優しさで出来ています。 ……名前だけでしたすんません。 「亜優美?どしたの」 「んー。何でもないよ」 「ふーん。てかさ、聞いてよ。昨日ね……」 巧さんはサボり魔とか不名誉なアダ名を付けていたけど、私だって普通の高校生と同じだ。 ただ一点を除いては。