妄想愛桜

彼が「今も欲しがってくれるかい?僕を・・」と歌う。
あぁ・・・私がと願うたび、あなたに近づきたくなるたび、絶望しかないこの運命を悲しむことしか出来ない。
今も・・ううん・・ずっと前から欲しいんだよ。どうして伝わらないんだろう・・私達。
一つにはなれないの?
欲しいよ。すべてが。
ずっと前から・・
ずっとずっと求めて来たの。あなたを。
愛したい。そして愛されたい。ずっと・・ずっと・・・。






彼が「壊れるほどの抱擁とキスで」と歌う。

壊れるほどに抱かれたくて、キスしてほしくてたまらないよ・・
あなたが欲しい。
壊れるほどのキスして、抱きしめる、あなたを
優しく淡く頬を撫でて、愛し合いたい。







彼が「ただ二人でいられたらいい」と歌う。

そうだよね。それが1番の幸せだよね。
あなたと二人きりでいられたら他には何もいらないよ・・あなたが欲しい。死ぬまで、あなたの側にいさせて・・
それが私の幸せだから。
あなたが遊びだとしても構わない。
愛してる。愛してる。







彼が「つないだ手を離さないでよ」と歌う。

うん。離さない、離したくない、いつまでもあなたの温もりを感じながら生きていきたい。
あなたの指を撫でるように優しく、寒い冬のときみたいに、包み込んで息で温めてあげる。
そして古いかも知れないけど、あなたのジャケットのポケットに二人で手を入れて温めあうの。
絡ませた指は解くことを許さない。







彼が「終わった恋の心の傷跡は僕に預けて」と歌う。

本当に・・・?
私の傷をあなたは塞いでくれる?
誰も癒やせない心の傷。本当の私を受け止めてくれる?
本当の私は人より傷付きやすくて、傷を癒す力もなくて・・
いつも泣いてばかりいるダメな女。
きっとあなたも私を重く感じるだろう。
だから心は開けない。あなたを失いたくはない。絶対・・・
あなたのいない人生など死んでいるのと同じだよ・・あなたが死んだら私は自分を保てなくて、自ら死を選ぶだろう。
そのくらい、あなたを失いたくはない。
お願い、私より先に死なないで・・。
お願いだよ・・。