「そうなのか?」
そう言って店長はあたしを後ろから抱きしめ、胸に手を這わせた。
「桃ちゃんはたくさん食べてるのになあ?ちょっと、胸が大きくなったんじゃないの」
「もう!店長!やめてください」
口ではそんなことを言いながらも、あたしは店長の手を振り払わなかった。
「いいじゃん。二人きりだし」
そのまま店長は、あたしのシャツをまくりあげ、肌にじかに触れた。
「店でするのも、新鮮でいいだろ?」
「店長…」
そのままあたしは、後ろからいろいろ弄ばれ、
アダルトビデオみたい…
なんて思いながら、いつもとは違った興奮を感じていた。
我慢できなくなった頃に、店長に立ったまま後ろから入れられて、
自分を見失いそうな快感を感じていた時、
耳元で
「桃ちゃん…中で出していい?」
と囁かれた。
「えっ」
その一言で我に返って、
それは、いくら、店長でも…でも言えないよそんなこと…
と体を固くしていたら、
「ふ、冗談だよ」
と店長はますます激しく動き始めた。
「桃ちゃんさ、中出ししたことないの?」
行為が終わった後、店長はタバコをふかしながら聞いて来た。
「あるわけないですよ」
あたしはポップを作りながら、ちょっとムッとして答えた。
大体、生でするの自体、店長が初めて。
といってもあたし、そんなに男性経験ないけど…。
避妊してくれないんだ店長…と思っていたけど、何も言えないでいた。
そんなこと言って、面倒臭い女だと思われたら嫌だし。
エッチしてくれなくなったら、嫌だし…なんてぐるぐるしていたら、
「俺、彼女に中出ししたことあるんだ」
と店長がとんでもない発言をした。
「はい?」
あたしは耳を疑った。
そんなこと、なんであたしに言うわけ?
「気持ちイイんだ、中出し。ねえ桃ちゃん、今度させてよ」
「…あたしは、店長の、彼女では、ありませんから」
「そっかー。じゃ、また彼女にさせてもらおっと」
なんだろう、この人は…。


