ワケアリ姫×2(カケル ニ)



「ありがとう…。セシル…」

音もたてずに立ち去る彼…
セシルをあたしは、
見えなくなるまで見送ってから
超大量の荷物を
倉庫…(という名前の物置小屋)に
運んでから家に入った。




「おかえり〜」

「………ただいま」

家に帰るとリビングには、
ユウキが、いた…。

「見てない…よね?」

「見てねぇよ。大丈夫だって」

「そっか。あ、今日は栗ご飯だよ」

「まじで!?俺、栗大好き!!」

そう言って無邪気な笑顔を見せた
ユウキにほんのちょっとだけ…
あたしは不覚にも、
ドキッとしてしまった…。




あたし…ユウキのこと―……。