「ありがとう…。セシル…」
音もたてずに立ち去る彼…
セシルをあたしは、
見えなくなるまで見送ってから
超大量の荷物を
倉庫…(という名前の物置小屋)に
運んでから家に入った。
「おかえり〜」
「………ただいま」
家に帰るとリビングには、
ユウキが、いた…。
「見てない…よね?」
「見てねぇよ。大丈夫だって」
「そっか。あ、今日は栗ご飯だよ」
「まじで!?俺、栗大好き!!」
そう言って無邪気な笑顔を見せた
ユウキにほんのちょっとだけ…
あたしは不覚にも、
ドキッとしてしまった…。
あたし…ユウキのこと―……。

