「ありがとうございます。ユリア
様に誉めて頂けるなんて光栄です
」
「ねぇ…マリア?敬語やめない?
あと、様付けも」
俺…敬語とか、
苦手なんだけど…。
様付けも、嫌いだ。
「えっ? で…ですが…」
俺がそう言うと、
困ったように笑った。
「敬語は疲れるのよ。 お城にい
ないときくらい…いいでしょ?」
どうせ…マリアも同じだろ?
城に帰れと言うんだろ?
城に帰ったら嫌でもまた、
敬語と、様付けの日々になる。
だったら…今、
ほんの少しだけでも、
普通に話させてくれよ…。
俺がいるのが国内である限り…
男には戻れないけど。
それでも…少しだけ―…。

