【マリアSide】
 

「…ゆ………
ゆりゆりゆり…

ユリア様…???」


とあるのどかな昼下がり。


森を散歩していると、

倒れている人を
見つけた。



「なんで…ユリア様が…?」


―――…倒れていた人は、

“ユリア様”だった。





ユリア様は…

この国の王の娘。



「ユリア様……」





そして…あたしを―…。