学校へ行きたいけど、
家から1人で出るのが
怖かった。

「はあ…」
学校着くまで秀に
会わなきゃいいけど。


「鈴原」

後ろから名前を呼ばれ
体がビクッってした。

恐る恐る後ろを振り返ると

「何で青ざめてんだよ」

高石優だった。

「び…っくりした…」
「は?」
「秀と思った」
その名前を聞いた瞬間
高石優は眉をひそめた。

「あんな奴と一緒にすんな」
「あんな奴って…
っていうか、何で
ここにいんのよ」