俺様王子のお姫様

「ちょっと…」
胸が高鳴りすぎて
高石優に聞こえそう…。

「お前そんなに
俺の事嫌い??」
「は…?」
「聞いてんだよ」
真剣な表情の高石優に
私は少しびっくりした。

「嫌いに決まってんじゃん
無理矢理キスする奴なんか」
「じゃあ何で俺の家
来たんだよ」
顔が近い高石優に私は
また胸が高鳴った。

「それはあの日の事
聞こうと思ったの!」
それから私は胸の
高鳴りをごまかす様に
喋り続けた。

「知り合って数日で
キスするなんて…。
意味わかんないじゃん。
あんたはいいかも
しんないけど!私は
嫌なの!私はあんたの
気持ちもちゃんと
わかんないのに」

「好きだよ」