体の大きな3年生がやってきて 私たち 美紗とゆりの教室を名簿を見ながら教えてくれた。 「んーと、名前は?」 「やっ八木ゆりでしゅ」 ゆり、噛んじゃってるし… 「ゆりちゃんかー、んーと、ゆりちゃんは1組だよ。 そこを右に曲がって突き当りだよ。」 「あっありがとうございます。ぢゃねっ美紗。また帰り待ってるから。」 「うん。ばぃばぃ」 そう言ってゆりと別れた。