午後の授業は頭に入らなかった、なんて言ってられないから黒板に羅列した文字を必死にノートにうつす。
こんな気持ちでも勉強しなきゃいけないのは学生の辛いところだよね。せっかく星流が毎日教えてくれてるんだから成績を落とす訳にはいかないの。
邪念を振り払いながら放課後を迎え、家で星流と勉強をして帰り道を途中まで送っていった。
夕方頃になると風が涼しい。夏も終わりだ。あたしの嫌いな夏、嫌な思い出しかない夏。
でも星流が産まれた季節。七夕はあたしの大切な日になったの。
星流
せいる
好きだよ、大好きだよ
こんなに好きなのに…
自転車に乗り星流とよく行くお店に向かう。そこで星流が好きそうな可愛らしいロココ調のノートを買った。
このノートに星流への想いをぶつけよう
誰にも言えない
星流に想いを伝えられない代わりにその全てを書き留めよう。
こざっぱりしたあたしの部屋に似合わないノートをベッドの側にある水色のテーブルに置いた。
こんな気持ちでも勉強しなきゃいけないのは学生の辛いところだよね。せっかく星流が毎日教えてくれてるんだから成績を落とす訳にはいかないの。
邪念を振り払いながら放課後を迎え、家で星流と勉強をして帰り道を途中まで送っていった。
夕方頃になると風が涼しい。夏も終わりだ。あたしの嫌いな夏、嫌な思い出しかない夏。
でも星流が産まれた季節。七夕はあたしの大切な日になったの。
星流
せいる
好きだよ、大好きだよ
こんなに好きなのに…
自転車に乗り星流とよく行くお店に向かう。そこで星流が好きそうな可愛らしいロココ調のノートを買った。
このノートに星流への想いをぶつけよう
誰にも言えない
星流に想いを伝えられない代わりにその全てを書き留めよう。
こざっぱりしたあたしの部屋に似合わないノートをベッドの側にある水色のテーブルに置いた。



