嵐の様な出来事にふたりでしばし呆気にとられていたら猛のケータイが鳴って私の心臓が胸を蹴った。
『ワリィ、電話だ』
【早く出ないと】
多分彼女さんかあのひとだろう。キッチンを出て階段へと踏み出したら背中越しに猛が侑一と呟いたのが聞こえた。
ほら、やっぱり。
部屋に入ってチェックのパジャマをベッドに脱ぎ捨てて濃紺のワンピースのボタンを一番上まできっちり留めた。髪を掬いゆるく2つに結わえて紫外線カット乳液をぬり薬用リップを唇にのせた。
…ん?
なんか顔紅くない!?暑いからか、ってクーラー効いてるから涼しいって。じゃあなんで紅いの…?
さっき心臓がびっくりしてからずっと胸が痛い。そろそろ治まってもいい頃なのに。
ふう―っと息を吐いてまたキッチンへと足を動かした。
『ワリィ、電話だ』
【早く出ないと】
多分彼女さんかあのひとだろう。キッチンを出て階段へと踏み出したら背中越しに猛が侑一と呟いたのが聞こえた。
ほら、やっぱり。
部屋に入ってチェックのパジャマをベッドに脱ぎ捨てて濃紺のワンピースのボタンを一番上まできっちり留めた。髪を掬いゆるく2つに結わえて紫外線カット乳液をぬり薬用リップを唇にのせた。
…ん?
なんか顔紅くない!?暑いからか、ってクーラー効いてるから涼しいって。じゃあなんで紅いの…?
さっき心臓がびっくりしてからずっと胸が痛い。そろそろ治まってもいい頃なのに。
ふう―っと息を吐いてまたキッチンへと足を動かした。



