ティッシュに涙と少しの残骸

『星流笑いすぎ』

ケラケラ笑ってる私を呆れ顔で見ている猛に由紀がすかさず突っ込んだから2人で思わず顔を見合わる。

「甘いの食べたい」
【チョコアイスならあるけど…】
「それちょうだい」

冷凍室から由紀の手へとアイスが渡り、そして口の中に旅立って行った。猛は髪をタオルで拭いて私は流し台に寄りかかって由紀が完全に起きるまで待つことにした。
ほんとは着替えたいんだけど猛と由紀は初対面なんだし、居なくちゃまずいよね。アイスを食べ終わって30秒くらいかな?呆けてから正面に座って居る猛を見つめて一言。

「星流ってお兄さん居たっけ?」