つんのめって自動ドアに危なく頭から突っ込むところだった。店内に入りクーラーの効いた冷たい空気の中星流を探す。雑誌コーナーにも少女コミックコーナーには居ない。
医学コーナーに足を進めたら真剣な表情で読んでいる星流を見つけた。
『ごめんな。話しつけてきたから』
【大丈夫だよ~。お昼は何を食べようかなぁ?】
本から目を離さずに答えられた。やっぱりこうなるのか。ため息を吐いて本を取り上げたら星流が小さくあっと叫んだ。
『星流ってば医者にでもなるつもりか?大変なんだぞ』
俺の言葉に反応して聞き返してくるなんて予想もしなかった。
【猛って医大生なの?選考何科?】
精神科と言ったら星流が察して傷つくと思い適当にはぐらかした。持っている本を返したらレジに運びレシートとお釣りを受け取って財布に仕舞うまで星流のあとを黙ってついて歩いた。
「星流ちゃん、彼氏?」
【そう見えます?じゃあ彼氏にしとこっかな】
「あはは、また来てね。彼氏も」
ぺこりと頭を下げて会釈を返す俺と右手を振る星流に笑顔で見送ってくれた。
医学コーナーに足を進めたら真剣な表情で読んでいる星流を見つけた。
『ごめんな。話しつけてきたから』
【大丈夫だよ~。お昼は何を食べようかなぁ?】
本から目を離さずに答えられた。やっぱりこうなるのか。ため息を吐いて本を取り上げたら星流が小さくあっと叫んだ。
『星流ってば医者にでもなるつもりか?大変なんだぞ』
俺の言葉に反応して聞き返してくるなんて予想もしなかった。
【猛って医大生なの?選考何科?】
精神科と言ったら星流が察して傷つくと思い適当にはぐらかした。持っている本を返したらレジに運びレシートとお釣りを受け取って財布に仕舞うまで星流のあとを黙ってついて歩いた。
「星流ちゃん、彼氏?」
【そう見えます?じゃあ彼氏にしとこっかな】
「あはは、また来てね。彼氏も」
ぺこりと頭を下げて会釈を返す俺と右手を振る星流に笑顔で見送ってくれた。



