ティッシュに涙と少しの残骸

俺の憧れだった兄さん
目標だった兄さんは

もう居ない

だったら自分がなればいいじゃないか

兄さんが成し遂げられなかったことを
俺がやればいいんじゃないか

誰の為でもなく
自分の為に


そう決心した日に初めて泣いた。
幼い子供みたいに声をあげて布団を被って泣いた。

それから俺は自分にたてた誓いと目標を決めて医大生になったんだ。