高校生活にまだ馴染めてなかった4月の中旬―
いつもの日常が壊れた瞬間だった
なぜか胸騒ぎがして眠れなかったから飲み物を取りに台所へと階段を降りていき、冷蔵庫を開ける。暗闇での唯一の光に俺は目を細めこの前買ったカフェオレを出す。
兄さんの部屋に気配が感じられなかった、おかしいな…
いくらなんでも遅すぎる。もうすぐ午前0時になろうとしてるのに兄さんはまだ帰ってこない。毎日9時頃には帰宅して予習、復習をしてから入浴し、日付が変わる前にはベッドに入るのに…
厭に胸騒ぎがまとわりつき始める。くそ、一体なんなんだ。大人が居ないこの家はなんだかすごく心細くて隙がある様に感じられた。
いつも居るはずの兄さんが居ないだけでこんなにも違うなんて。
不安をごまかして無理矢理寝た。
いつもの日常が壊れた瞬間だった
なぜか胸騒ぎがして眠れなかったから飲み物を取りに台所へと階段を降りていき、冷蔵庫を開ける。暗闇での唯一の光に俺は目を細めこの前買ったカフェオレを出す。
兄さんの部屋に気配が感じられなかった、おかしいな…
いくらなんでも遅すぎる。もうすぐ午前0時になろうとしてるのに兄さんはまだ帰ってこない。毎日9時頃には帰宅して予習、復習をしてから入浴し、日付が変わる前にはベッドに入るのに…
厭に胸騒ぎがまとわりつき始める。くそ、一体なんなんだ。大人が居ないこの家はなんだかすごく心細くて隙がある様に感じられた。
いつも居るはずの兄さんが居ないだけでこんなにも違うなんて。
不安をごまかして無理矢理寝た。



