ティッシュに涙と少しの残骸

「星流~」
【真雪!一緒に帰ろ】
「え?竜彦さんは?」
【彦じゃないって!竜弥だよ】
「竜弥って女の子みたいなんだもん。竜彦の方がいいって」

少しでも明るく振る舞わなきゃ自分の心が折れそうだった。秋も終わり北風が冷たいね、なんて他愛もない会話をしながらカラオケに行くかゲーセンに行くか悩んで結局カラオケにした。

「付き合ってどれくらい経ったっけ?」

なんて白々しく聞いてる自分が気持ち悪い。そんなあたしに星流は笑って答えてくれる。

【ちょうど3ヶ月かな?】
「もうした?」

念のため、星流に確認をとる。

少しはにかみながら頬を染めた星流が【キスなら】と照れながら選曲している。

「へぇぇー♪」
【いいことあったの―!?】
「まぁね♪」

よかった、でもキスしたのか…。でも星流のファーストキスはあたしがもらったんだからね。
カラオケが終了して外に出たらすっかり暗くなっていた。

「嘘!?まだ7時前なのに」
【お腹減んない?コンビニ行こ】