だが、運命とは残酷なもので、県総体3日前の練習中に野球部のボールがにしむのふくらはぎに当たってしまったのだ。 にしむは一瞬顔をしかめたが、すぐにボールを拾い野球部に渡した。 にしむは決して他人に弱みを見せないそういうやつだった。