亜紀のいる方に歩いて行ってみると、沢山のホタルがとんでいた

真っ暗な中で光るホタルは綺麗で空に輝く星のようで、宇宙にいるように思える

「これショウに見せたかったんだ~ 綺麗でしょう♪小さい時よく家族とみんなで、見に来てたんだ~ 」


そう幸せそうに話す亜紀は、どこか寂しそうな表情をしていた

なんでそんな寂しそうな顔をするのかが分からなかった


『本当綺麗だな~ こんなのがすぐ見れるなんて田舎も悪くないもんだな』

そういうと、亜紀はクスっと笑った