「俺の缶コーヒー飲みますか?」
「いや、止めておく…中毒になるか酔うか、どちらかになるから」
「はい?」
俺、普通に飲んでるから…
…まさか、名前が狼白だから
動物的副作用とかじゃないよな………
もしくはアレルギーとか…
「だ〜か〜ら、犬科はそうゆうの無理なんだよ〜実際中毒にもなったし〜酔った事もあるんだよ」
……マジか!!
マジで狼だ!!
いや、狼男だ………!!
「……こ……これからぁ、どうします?」
「…お前ん家で寝る」
…………
………………
「ええ!?なんで!?」
「つべこべ言わず行け〜ぇ」
……眠いせいで半目だから
なんか迫力がある……
…仕方ないな……ぁ…
このままだと道端で
寝そうだし………
かなりフラ付いている白狼を
なんとか俺の家まで連れ帰る
「へぇ〜…なかなか良いセンスだな〜ぁ…ファ〜ァ」
そう言いながら白狼は
ソファーに寝転がる
「…どーぞ、ベットで寝てください」
「い…やだ…22時に……起こし……て…くれ」
……スゥ──ゥ………
間伐いれずに、気持ち良さそうな寝息を立て出した
「……取り合えず〜テレビでも観るか……」
22時まで、あと2時間
テレビと本で
なんとか暇を潰す
