「ううん。待ち合わせ。女友達とね」


“女友達”


由羽は、そこを強調した。


まったく、もう!


「じゃあさ、花。オレたちは出ようぜ。友達、待ち合わせなんだろ?」


ヒサシが立ち上がりながら、そう言った。