左手をかざし、キラキラ輝く指輪を見つめる。


「キレイでしょ?ヒサシがね、くれたの。“花”のモチーフだから、私にピッタリって」


ダメだ。


ニヤけちゃう。


「はいはい。ダジャレね。花に花のモチーフ指輪をあげる…と」


「ダジャレじゃないもん!」