「何なんだよ、お前は。友達友達って」 吐き捨てる様に、乱暴な口調で、ヒサシはそう言った。 「だって、友達じゃない…」 思いがけないヒサシの怒り振りに、だんだん怖くなってくる。 そんな私を、眉間に深いシワを寄せたまま、見つめる。 「オレにとって、花は友達じゃねえ」