「ヒサシ!?」


最近にしては珍しく、私の席にやって来た。


あの“和解”以来、ヒサシから、私の所へ来る事はなくなっていたのだ。


「ちょっとね…」


まさか、ヒサシの顔を、思い浮かべてたなんて言えない。


「ちょっと何だよ?悩みがあるなら、言ってみ?」