誰から? 気になる。 だいたい、学校にいる時間にかけてくるって、おかしくない? つい、こっそりと後をつける。 するとヒサシは、非常階段の踊り場に、座り込んだ。 「見つからない様にしなきゃ」 隠れて、聞き耳を立てる。 うわ~、私、何だか嫌な女。 自分で自分に、ため息が出てしまった。