それを離れた所で見ていたユニールとギアとミルの三人は、



「何をそんなにわらっているの?」



きょとんとするミルにユニールは優しく微笑みながら言った。



「きっと皆でレイトをからかっているぬよ」



「でも珍しいねぇ


僕、ワインがあんなに笑ってるの初めて見たよ」



“初めて見た”と言っているわりに、ギアはとても嬉しそうな顔をしていた。