「降参…です」 ルナは少し上擦った声で答えた。 その途端、ルナに突きつけられていた氷の破片が跡形も無く砕け散った。 それを見て、ワインはどこからてもなく安堵のため息が出た。 しかし、それと同時にミルに恐怖感も抱いていた。 しかし、それを上回る興奮が抑えきれない。 現に今も大きく早い鼓動がうるさい程聞こえてくる。