ガッ 「あっ!!」 キーン ___グサッ とうとうミルがルナの手から剣を弾いた。 純白の剣はまるで空を裂くように大きく弧をかいて、後ろの地面に刺さった。 ミルの剣はルナの喉元につきつけられている。 「………っ」 「ここまで……か?」 「そうだね。 あの状態じゃさすがのルナも動けないよ」 誰もがそう思った。