その思いを振り払う様に、


気がついたらミルの腕を引っ張っていた。



ミルも驚いていたが、俺もミルと同じくらい驚いていた。



え……、俺今何した?



でも……



俺、ミルを見ていると放っておけなくなるんだ。



常に傍にいたいと思う。



俺は自分の感情に疎いわけではない……と思う。



気づいちまった……



俺の気持ちに。



くそッ……なんか恥ずかしいな……