「ギアはすっごいかっこいいよ?」



「………………っ、ミル、



………………って、げ」



ギアが頬を染めたので、それで満足して腕を離してご機嫌になっていると、


何故かギアが私の名前を呼んだあと、顔をしかめて声をもらした。



「どしたの?ギア」



「あー、ミル。



そういうのはレイトに言ってあげた方が喜ぶよ?」



えっ?レイト?



不思議に思って振り向いたら…………