泣き疲れたゆかりを家まで送り届けた俺は、
悟とBarに来ていた。


いや、帰ってきたと言うべきか。



ここは、『Bloom eternity』
俺が経営してるメンズバーだ。

毎日様々な客に酒を出し、相手をするのが俺らの仕事。




二階建ての大きなビル。
その二階には俺と悟の部屋があり、一階のフロアにこの店がある。



従業員は4人。
悪友の悟と、あと2人のダチがいる。
全員高校からの同級生だ。




今日は定休日。



ゆかりを飯でも誘おうと言い出した悟に、俺は夕方ゆかりに電話をした。