幸せだったあの時を 壊したの私。 一途に向けられた優しさが 私には分からなかった。 …怖くて、自ら手放してしまった。 怖かった。 優しさに縋り付こうとする、自分が。 私が私じゃないようで。 見たこともなくて。 ただ 恐怖しかなかった。