「そうさ! 詩織さんに認めてもらえるかどうかなんて関係無い! 今告白しなかったら、僕はこの先いつまでも自分の勇気の無さを許す事が出来なくなる!」 耕太は走った! 必死になって走った! まるで、ロスタイム終了間際で猛然とゴールを狙う日本代表の高原のように! まるで、『24時間テレビ』のマラソンで満身創痍になってスタジオを目指す 『欽ちゃん』のように!! 「僕が行くまで待っていてくれ!詩織さん!」 .