「玲華様、どうかされましたか?」
「へっ?」
「お顔が暗くなったので...」
「ううん、大丈夫です」
「少し寝られたらどうでしょうか?俺で良ければ近くに居ますので」
にっこり笑う
「じゃあ...お言葉に甘えて...」
ベッドに寝転ぶ
あ....
微かに大雅の香り
大雅のそばに居るって感じ
懐かしい...
大雅...今何処に居る...?
あたしのそばに居るの...?
あたしの姿、大雅には見えてる...?
あたしには見えないよ...
「大雅様の香り、されますか?」
「あ、はい」
「玲華様のお顔に出ていましたので」
クスッと笑う
あたしも軽く笑顔を見せた
そのままゆっくり目を閉じた
大雅...ありがとう...

