♥love girl♥



「チッ...」


軽く舌打ちをされた...


「おい、川嶋!!」


蓮は廊下に出て叫んだ


「お呼びでしょうか?」


すぐに川嶋さんが駆けてきた


「お前、玲華と居てくれるよな?」


「えっ!?俺が、ですか!?」


「そう、お前が」


蓮はムスッとした表情のまま頷いた


「でもなんで俺が...?蓮様がご一緒なのでは...?」


川嶋さんは不審そうに見ている


「もちろん俺が守るよ。けどここ、玄関に近いし玲華1人だから」


あ、蓮が寂しそうな目をした


「だからお前が守ってくれ」


「しかし...」


「じゃあ玲華、何かあったらすぐ飛んでくからな」


「あ、うん」


蓮が手を振って部屋を出て行った


「玲華様...これは...?」


「いや...すいません...あたしのわがままで...」


「いえ、そんなことではなくて...」


川嶋さんが改まっている