「チッ...」
軽く舌打ちをされた...
「おい、川嶋!!」
蓮は廊下に出て叫んだ
「お呼びでしょうか?」
すぐに川嶋さんが駆けてきた
「お前、玲華と居てくれるよな?」
「えっ!?俺が、ですか!?」
「そう、お前が」
蓮はムスッとした表情のまま頷いた
「でもなんで俺が...?蓮様がご一緒なのでは...?」
川嶋さんは不審そうに見ている
「もちろん俺が守るよ。けどここ、玄関に近いし玲華1人だから」
あ、蓮が寂しそうな目をした
「だからお前が守ってくれ」
「しかし...」
「じゃあ玲華、何かあったらすぐ飛んでくからな」
「あ、うん」
蓮が手を振って部屋を出て行った
「玲華様...これは...?」
「いや...すいません...あたしのわがままで...」
「いえ、そんなことではなくて...」
川嶋さんが改まっている

