「でも...」
「俺と一緒に居ても不安なだけだろ。それなら1番迷子になりにくくて、ここなら大雅が居たって安心できるだろうと思ってさ。綺麗にしといた」
たしかにホコリはない...
「けど...いいの...?」
「あぁ。玲華が使うならアイツも文句ねえだろうしな」
嬉しそうに笑う蓮は、本当に嬉しそうだ
「じゃあ...使いたい...」
「おう♪好きなように模様替えしていいから。何かあったら言いな。誰かが来てくれるだろうし」
「蓮...!!」
「ん?」
部屋を出て行こうとする蓮を止める
「川嶋さん...つけてほしいんだけど...」
「...は?」
文句ありそうな顔の蓮
「お願いっ!!!」
「...ンでだよ」
お...怒ってるー!!!!
「や...蓮のこと色々聞きたいし...」
「それなら俺が全部教えてやる」
「ちょっ!?」
蓮が急に床に押し倒す
「怖い?」
「そういう意味じゃない!!!」
慌てて突き放す

