「れ...蓮...!?」
「黙ってついてこい」
「はい...」
これは黙って行くしかない...
着いた先は、1階の突き当りの部屋
ここ...誰の部屋...?
「入って」
「うん...」
初めて入った部屋なのに、なぜか懐かしい感じ
机やタンスやベッドが置いてある
誰かの部屋...?
けどここ...3人しか居なくない...?
家政婦さん達の部屋...?
でもベッド、1つしかないし...
「ここ、大雅の部屋だったんだ」
「大雅の...?」
静かに頷く蓮
「5年前...俺らが小5の時に別々になった。それ以来、ここに大雅は来ていない」
「そっか...」
それであたしに何があるの?
「ここ、玲華使うか?」
「...あたしが?」
「そう。お前が」

